粉瘤(アテローム)摘出手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

粉瘤(アテローム)摘出手術/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)

2019-05-21

粉瘤(アテローマ)とは

粉 瘤は、全身のどこにでもできる良性のできものです。大きさは、腕豆大~鶏卵大で半球上に隆起し、弾性硬の皮内腫瘤で大きいときは波動を呈するこ ともあります。毛穴が何らかの原因でつまり、皮脂や垢などが皮膚の袋の中に貯まっていきます。

良性腫瘍のため、近医では放置しても問題ないと説明される ケースが多 いのですが、実はばい菌による感染を起こしやすく、赤く腫れて痛みが出てから初めて当クリニックを受診する方が多いのが実情です。

感染を起こしていない場 合には、すぐに袋ごと摘出術を行いますが、二次感染をおこしている場合には、一旦小切開をして膿を外に出す必要があり周囲の 炎症反応が治まるまでに約2週間ぐらいかかります。手術は、感染が治まってから行うので、患者様にとっては2度手間となります。

男性の場合に比較的多い部位は女性の場合に比較的多い部位は耳 たぶや脇の下、顎周囲、背中などです。手術については、どこであっても特に問題なく取り除くことができます。

特に乳房や外陰部は、どこに受診をすればよい か解らないと探されて来院されるケースが多いのです。デリケートゾーンは、できる限りキズアトが目立たなくなるように慎重に治療を行います。​

粉瘤(アテローム)摘出手術の方法について

1.小ホールから取り出す手術:主に顔の手術に用いる方法。美容形成外科的な手技を用い、きずあとは最小限にすることができるので、若い女性にはとても喜ばれる方法です。ただし、顔以外の部分ですと通常の切開による摘出術の方が良いでしょう。

2.最小限の皮膚切開により取り除くスタンダードな手術。

粉瘤(アテローム)摘出手術の詳細について

1.皮膚のシワに合わせた切開線をデザインする。30Gの細い針を使って局所麻酔を行う。

2.粉瘤を被膜に沿って慎重に剥離して摘出する。

3.皮下縫合を行う

4.ドッグイヤーがあれば修正を行う。

5.皮膚縫合を行いシリコンチューブドレーンを挿入する。

6..ハイドロコロイドゲルテープによる潤い療法を行う。

粉瘤が化膿している場合には

1.粉瘤が化膿している場合には、手術摘出ではなく切開排膿を行います。

2.皮膚の下の膿の溜まっている部分の頂点を切って膿だしをします。

3.局所麻酔を行います。

4.メスで皮膚を切開して膿を出します。

病理検査(びょうりけんさ、pathological examination)

手術で切除した腫瘍は、ほぼ全例に病理医に依頼して病理検査と呼ばれる顕微鏡等を用いた詳しい細胞の診断をしてもらいます。病理検査では、腫瘍細胞の性状や良性悪性の有無、浸潤している深さ、取り切れているかどうかなどの判断を行ってもらいます。術後10日前後で、病理検査の結果をお話できると思います。

粉瘤(アテローム)摘出手術のダウンタイムやリスクなどについて

【施術時間】30分ほどで終了します。
【麻酔】局所麻酔で行います。
【腫れ・傷跡】個人差はありますが、数日間程度は腫れが出ます。切開した傷跡は、手術後6ヶ月程で腫れも治まり目立たなくなります。個人差により肥厚性瘢痕やケロイドが起ることもあります。
【通院】翌日にドレーン抜去や5日目に抜糸があります。
【メイク】翌日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】創部を濡らさないようにシャワーは当日より可能。
【運動】抜糸が終了するまでお控えください。

粉瘤(アテローム)摘出手術の料金について

皮膚・皮下良性腫瘍摘出手術では、腫瘍の大きさと部位によって以下の診療報酬点数が定められています(平成28年度診療報酬点数)

上記に初診料、再診料、血液検査料、病理組織検査料、画像診断料(検査センターに外部委託)、予約料(1000円税別)などが別に必要となります。

※この治療メニューは公的医療保険が適用されます。

術後の起りうる合併症について

1.術後の痛み:手術後、局所麻酔は約30分ぐらいで切れてきますので、その後から軽い痛みを伴うことがあります。もし、痛みが気になるようでしたら我慢することなく痛み止めをお飲みください。痛み止めは1錠服用しましたら、次の服用までに3時間以上は間隔をあけてください。

2.出血:手術創の大きさを考慮しながら、シリコン製のドレーンと呼ばれる管を留置しているためガーゼが少し滲む程度の出血は認められます。ドレーンは、創部の皮下に血液が溜まらないように排出させる目的で使用します。この管は、血液の排出状態により翌日ないし翌々日に抜去します。(ドレーンを使用しない場合もあります。)

3.血腫:術後から抜糸までの間に手術創の中に血液の固まり(血腫)ができることがあります。このような場合には、局所麻酔を行い、出血部位の止血と血腫の洗浄を行います。その後、再度創の縫合とドレーーンを留置しガーゼで圧迫を行います。この時点から順調に経過すれば抜糸まではさらに5日必要になります。

4.感染:創部にばい菌が入り感染を起こすと痛みと膿が出てきます。このような場合には、医療用の生理食塩水を使用して創部とばい菌に溜まっている部分を毎日洗浄して清潔を保ちます。感染の消退には、一週間程度必要な場合もあります。

5.漿液腫:手術後2週間ぐらいまでの間に、手術創の中に自分の体液(黄色い液)が溜まることがあります。このような場合には、再度シリコンドレーンを貯留している部分に挿入し排液が止まるまでガーゼによる圧迫を行います。

6.皮膚壊死:血腫・感染・漿液腫などの結果としての皮膚壊死を認めることがあります。皮膚壊死の状況に応じて必要な処置を追加していきます。

7.ケロイド・肥厚性瘢痕:体質による個人差や手術部位によって、手術後2~6ケ月の間は手術創の赤みや硬結・色素沈着などを生じます。これらの症状は、リザベンにより、徐々に改善しますが手術による線状瘢痕は残ります。ケロイドについては、さらにケナコルト局所注射などを追加した治療が必要となります。形成外科では、この線状瘢痕をシワのラインに残すことでよりできる限り目立ちにくくすることを考慮して治療をしています。

8.縫合糸膿瘍:縫合糸の抜糸と抗生物質の内服と外用で治療を行います。

このような合併症を予防するためには、創部の安静が重要なため事前に説明を行った生活上の制約はお守りくださるようお願いいたします。


未成年者の方は同意書が必要になります

未成年者の治療については、下記の同意書持参又は保護者のご同伴でお願いします。

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1. 同意書(PDF)のダウンロードアイコンにマウスを合わせ、マウスの右ボタンをクリックします。
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