アレルギーフリーの純チタンピアス/にしやま形成外科皮フ科クリニック(名古屋栄3丁目)
2021-08-19
金属アレルギーについて
金属アレルギーは、身につけた金属(ピアス、歯金属、指輪、ネックレス、時計など)が汗や体液によって少しずつ溶け出していき、この溶け出した金属がイオン化して体内に吸収されていきます。
イオン化した金属は、体内のタンパク質と結合して「アレルゲン」という物質に変化します。人間の体内ではその変化したアレルゲンを異物=外敵であるとみなし、それに対抗しようと「抗体」が作られます。
この抗体がアレルゲンとして認識されたときに、体を守ろうと過剰に反応するのです。この反応が金属アレルギーと呼ばれます。
金属アレルギーは、かゆみ、赤み、痛み、黄色い浸出液、肉芽形成など、金属に触れた部分に起きる皮膚炎が金属アレルギーの代表的な症状です。
この抗体を作りやすい体質はすぐにアレルギー反応が出てしまいますし、すぐには反応が出なかった方でも接触し続けることによりアレルゲンに対抗する抗体が少しずつ作られ、許容範囲を超えてしまったとき、金属アレルギーを発症する身体となってしまうのです。
そして一度発症してしまうと、金属アレルギー体質の体は治すことが出来ません。ピアスホールを開けたばかりで皮膚が出来上がっていない時期も、金属イオンが吸収されやすくアレルギーになる確率もグンと上がります。
金属アレルギーを起こしやすい金属とは
金属アレルギーを起こしやすい金属以下に掲載する素材を含んだアクセサリーです。
比較的安価な金属が多いため、手頃な価格のアクセサリー等に使用されていることが多くありますが、金属アレルギーが心配な方は、できるだけこういった金属を避けることをおすすめします。
〇ニッケル
〇コバルト
〇錫(すず)
〇パラジウム・クロム
〇亜鉛
〇鉄
〇銅 など
この中でも特にニッケルは安価で加工がしやすい素材のため、安価なピアスやネックレス、ベルトのバックルなど様々なものに含まれ日常で触れる機会が多いため、金属アレルギーになる可能性も高く、特に注意が必要です。
金属アレルギーを起こしにくい素材のアクセサリーを選びましょう。
最もアレルギーを起こしにくい「チタン」
主な金属の中で「最も金属アレルギーを起こしにくい」素材となっています。チタンは、イオン化傾向が低く、アレルギーの原因となる金属イオンが水に溶け出しにくいため、金属アレルギーはほとんど起こらないと言われています。
このような特長から、人の身体と最も良い相性を持つため、体内に埋め込む医療用インプラント(人工歯根)や人工骨、心臓弁、医療器具などにも広く用いられています。
錆びにくいからイオン化しにくい「ステンレス」
ステンレスは、鉄やニッケル、コバルトなどの合金であり組成的には金属アレルギーを起こしやすい金属を使っていますが、それらを錆びにくくなるように配合することで、金属イオンが溶けだしにくく、金属アレルギーの原因になりにくいようになっています。
金・銀
「金」や「銀」そのもの自体はアレルギーが起こりにくいのですが、これらの金属は、アクセサリーに用いられる際、加工性や硬さを向上させる為に他の金属を混ぜて使用されていることが多く(合金)、混ぜられた金属によってアレルギー反応がおきる事もあるので注意が必要です。
プラチナ
プラチナも溶けだしにくく金属アレルギーを起こしにくい素材ですが、アレルギーの原因になりやすい「パラジウム」と言う金属と混ぜて使われることが多く、金・銀と同様に注意が必要と言えます。
※チタン製品でも純度の違いに気をつけましょう!
「チタン」素材と言っても、ピアスには99.9%と純度の高いものから、純度の低いものはチタン合金、また、合金の表面にチタンコーティングをしてあるものなど、さまざまな種類が販売されています。
「純度の低いチタン合金」や「チタンコーティング」の製品には、その中に含まれている金属成分からアレルギーを起こす心配があります。
それに対して、「純度の高い純チタン」は、チタン純度99.9%と最も純度が高く、チタン金属が汗で溶けだす心配も少ないため、最もアレルギーになりにくい素材なので当クリニックでは純チタンピアスによる穴開けをお勧めしています。
市販のピアスでアレルギーを起こした時の対処方法
1:原因となったピアスを取りはずしてピアスホールは閉鎖する。
2:ピアスを純度の高い純チタンピアスに変更すしてピアスホールをキープしながら外用と内服薬で症状を軽減させる。
純チタンピアスでも軽いアレルギー反応は出ることがあります。
純チタンピアスでも開けたばかりのホールは、ピアスを枕などに引っかけたり、圧迫したりする刺激にまだ弱くと時に腫れと痛みが出ることがあります。チタンピアスの場合には、すぐにピアスを取りはずすのではなく、抗アレルギー剤の内服薬と外用薬を使うことで症状を抑えることができます。
もし、このような症状がある場合には、お気軽にご相談ください。
ファーストピアスは、アレルギーフリーのチタンピアスをお勧めしており、クリニック内で販売。
軟骨(ストレートバーベル、ラブレットスタッド、インダストリアル)
耳たぶ(100%オールチタン、パール系、ストーン系)
鼻(カーブ)、アイブロー(バナナバーベル)
ボディー(へそ、ボディー用ストレートバーベル)
性器(サーキュラーバーベル、ストレートバーベル)
耳たぶピアスのラインナップ
純度100%のチタンピアスをご用意しています。100%純チタンやヘッドにパール、ストーン系など各種ご用意しています。キャッチャーは、シリコン製となっています。1ペアでの販売となります。チタンは、人工関節や骨接合プレートなどに使われるなど体内に埋め込んでも問題ないとされているため、アレルギー反応を起こしにくい素材です。
耳たぶピアスに新しいチタンピアスが登場しました。今回は、キュービックジルコニアの3㎜と5㎜です。
キュービックジルコニアチタンピアスの開発秘話:純チタンの素材は、金属としてはたいへん固いため加工出来るメーカーは日本において限られています。 また、ピアスは特に小さなデザインですし縦爪加工となると、さらに製作できるメーカーは数社しかありません。 作り方は、最初にピアスの型を造り純チタンの軸を作成します。次にジルコニアをピアスの空枠に固定するのですが、純チタンは非常に固いのでジルコニアを留める爪が容易に曲がらないのです。 この加工は、熟練加工技術者に手作業をお願いし、多くの試行錯誤を重ねてやっと出来上がりました。
キュービックジルコニア(CZ):屈折率がダイヤモンドに近く、硬度もコランダムほどあるいわゆる人工石です。比較してみるとわかるのですが、キュービックジルコニア(CZ)の方がファイアー(ダイヤモンドからでる分散した光が虹色にみえるもの)が強く、光がより虹色に輝きます。
100%オールチタンピアスは、ゴールド色とシルバー色をご用意しています。
パール系ヘッドのチタンピアス
ホワイトパール3.5㎜、5㎜、5.5㎜、ピンクパール3.5㎜、ブルーパール3.5㎜をご用意しています。真珠は、伊勢志摩産天然養殖あこや真珠で、微細な表面の突起やえくぼ、表面のテリは良好です。
ストーン系チタンピアス
珊瑚、赤メノウ、オニキス、ラピスラズリ、ガーネット、アメジスト、グリーンメノウ、トルコ石などのご用意があります。
軟骨ピアスのラインナップ
ストレートバーベルチタンピアス
ストレートバーベルは、長さ6㎜で両端に3㎜のボール状ヘッドを配しています。片側のヘッドには、クリスタルをはめ込んでおり、カラーはクリアクリスタル、ライトローズ、アクアマリン、フクシア、アメジスト、ブラックの6色をご用意しています。クリアクリスタルストレートバーベルは、用途に合わせて長さ6mm、8mm、10mm、12mmの4種類があります。
ラブレットスタッドチタンピアス
ラブレットスタッドは、長さ6mm,8mm,10mmで片端に3㎜のボール状ヘッドと対側には扁平となっています。片側のヘッドには、クリスタルをはめ込んでおり、カラーはクリアクリスタルのみのご用意となっています。ラブレットスタッドチタンピアスの6㎜は、トラガス、アウターコンク、インナーコンク、ヘリックス、口唇ピアスなどにもご使用いただけます。
フォワードヘリックス用ラブレットスタッドチタンピアス
ロック用チタンピアス
U字型チタンピアス
U型チタンピアス:キュービックジルコニアと本真珠のヘッドが可愛いです。
U型ピアスは、純チタンボールヘッドにキュービックジルコニアを入れる彫りや軸をU字型に曲げることが難しく、たくさんのメーカーと試作を重ねました。 試行錯誤の中でからあつチタンメーカーをご紹介頂き、このメーカーの熟練技術ですと手作業で彫りが出きることがわかり、1年をかけてやっとできたオリジナルのチタンピアスです。耳たぶや軟骨ピアスにも応用することが出来ます。U字型ピアスには、2種類のご用意があり、両端ボールがキュービックジルコニアと片側キュービックジルコニア+対側本真珠の組み合わせがあります。
キュービックジルコニア(CZ):屈折率がダイヤモンドに近く、硬度もコランダムほどあるいわゆる人工石です。比較してみるとわかるのですが、キュービックジルコニア(CZ)の方がファイアー(ダイヤモンドからでる分散した光が虹色にみえるもの)が強く、光がより虹色に輝きます。真珠は、伊勢志摩産天然養殖あこや真珠で、微細な表面の突起やえくぼ、表面のテリは良好です。
クリアクリスタルリングチタンピアス
リングチタンピアスは、ヘッドにクリアクリスタルを配したピアスでロックやヘリックス、性器ピアスなどのピアッシングを行うことが出来ます。
インダストリアルチタンピアス
通常の軟骨ピアスは長さが6mmなのに比べて、インダストリアルピアスは34mm(両端にはクリアクリスタルが前面に見えるように配置しています)と38mm(両端ヘッドにはクリスタルはついていません)の長さがあります。
おへそのチタンピアス
100%オールチタンへそピアスには、シルバー色、ゴールド色、ホワイトパール(伊勢志摩産の養殖真珠の9㎜玉を使用し、軸は100%オールチタンなのでアレルギーフリーとなっています。本物のアコヤ真珠なので、照りや輝きはイミテーションパールなどには絶対に無い優しい品格があります。真珠表面には、微細な突起やえくぼなどはありますがそれも養殖本真珠の証です。)とスワロフスキークリスタルを華やかに配したピアスも各種ご用意しています。
鼻翼のチタンピアス
鼻翼チタンピアスはカーブのあるタイプやリングタイプ、アイブローチタンピアスはバナナバーベルをご用意しています。バナナバーベルは、アンチアイブローやボディー、フィンガーなどにもご使用いただけます。
アイブローのチタンピアス
サーキュラーバーベルチタンピアス
サーキュラーバーベルは、10㎜と12㎜、16mmの大きさをご用意しています。鼻のセプタム、性器ピアス、乳首、軟骨ロックなどにもご使用いただけます。
バナナバーベルチタンピアス
16mmの長さがあり性器ピアスやボディピアスにお使いいただけます。
サーフィスバーベルチタンピアス
サーフィスバーベルチタンピアスは、22㎜の2種類をご用意しています。両端には4mmのボールヘッドが付いています。こちらはボディーピアスとして使用できます。左は16Gで右は14Gとなります。
舌用ストレートバーベルチタンピアス
舌用チタンピアスは、16㎜のストレートバーベルをご用意しています。両端には、5mmのボールヘッドでクリスタルの無いシンプルタイプとなります。
など各種ご用意しておりますので来院時にご相談ください。市販のピアスは、個人差により金属アレルギーやピアスホールの炎症反応などを起こす可能性があるため注意が必要です。